2023.5.29

御朱印部活動報告(121) 
室生寺/薬師如来

卍『室生寺/薬師如来』

奈良県宇陀市室生78

仁王門をくぐってすぐ左手に、梵字のヴァンの形をした池があります。

池にはもうひとつの仁王門が鮮やかに映り込んでいて、思わず見入ってしまいました。

さらにじっくり見ていると、アカハライモリが沢山プカプカ浮かんでいたのも驚きでした。

さて御朱印の薬師如来は、この梵字池の先の幅広い石段の参道・鎧坂を登ったところにある金堂(平安時代前期)にお祀りされています。

現在、金堂には中尊の釈迦如来立像(国宝・平安時代)に向かって右側に薬師如来立像(重要文化財・平安時代)、左側に文殊菩薩立像(重要文化財・平安時代)の三尊像が祀られていますが、実は国宝である釈迦如来立像が、以前に薬師如来と呼ばれていたそうです。

金堂の東西にある板には、薬師如来が持つ薬壺が彫られていて、梁や蟇股にも薬壺が見られるように、古くは金堂を薬師堂と呼んだことからも、釈迦如来が薬師如来だったことがわかるのだとか。


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